アムステルダム市長の挨拶
「劇場政治の因果―戦争を禁止された“国家”の悲劇」塚本三郎著で、面白い文章を見つけた。それは、昭和の終り頃、日本傷病軍人会代表団が、オランダを訪問した、その歓迎パーティ でのアムステルダム市長の挨拶です。
貴方がた日本は、先の大戦で負けて、勝った。私どもオランダは、勝って大敗しました。今、日本は世界で一、二位を争う経済大国になりました。私たちオランダは、その間屈辱の連続でした。即ち勝ったはずなのに、世界一の貧乏国になりました。
戦前はアジアに本国の36倍もの大きな植民地インドネシアがあり、石油等の資源産物で本国は栄耀栄華を極めていました。
今のオランダは、日本の九州と同じ広さの本国だけになりました。
貴方がた日本は、アジア各地で侵略戦争を起こして申し訳ない、諸民族に大変迷惑をかけたと自分をさげすみ、ペコペコ謝罪していますが、これは間違いです。
あなた方こそ、自ら血を流して東亜民族を解放し、救い出す、人類最高の良いことをしたのです。何故ならあなたの国の人々は、過去の歴史の真実を目隠しされて、今次大戦の目先のことのみ取り上げ、或いは洗脳されて、悪いことをしたと、自分で悪者になっているが、ここで歴史をふり返って、真相を見つめる必要があるでしょう。
本当は、私共白人が悪いのです。百年も三百年も前から競って武力で東亜民族を征服し、自分の領土として勢力下におきました。植民地や属領にされて、永い間奴隷的に酷使されていた東亜民族を、解放し共に繁栄しようと、遠大崇高な理想をかかげて、大東亜共栄圏という旗印で立ち上がったのが、貴国日本だったはずでしょう。
本当に悪いのは侵略して権力を振っていた西欧人の方です。日本は敗戦したが、その東亜の解放は実現しました。即ち日本軍は、戦勝国の全てを東亜から追放して終わりました。その結果、アジア諸民族はそれぞれ独立を達成しました。日本の功績は偉大です。血を流して戦ったあなた方こそ最高の功労者です。
自分をさげすむのを止めて、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべきです。
この歴史認識こそ、日本人のものでなければならないのではないか。
